オーバーフロー水槽 ろ過 海水魚飼育
海水魚の多い飼育水槽やソフトコーラル・ハードコーラル(ミドリイシ)飼育に必要な器材やろ過システムについて紹介します。
水槽のろ過について
自然界の海や川でもそうですが、汚れた水は様々な作用によって浄化されています。アクアリウムも飼育生物によって排出されるフン、残餌、またその分解によって出来るアンモニアや亜硝酸塩などを回収、分解するろ過槽が必要になります。設備にもたくさんあり、上部式外部式・底面ろ過式・オーバフロー式・外掛式・ベルリン式・DSB式などがあります。そのほとんどがウールマットに目に見えるようなゴミなどを拾ってもらい、ろ材(アンモニアなどを分解する微生物の住みか)を通して飼育水の浄化などを行います。このなかでもサンゴが主なアクアリウムタンクはろ過フィルターなど生物ろ過が主なろ過様式は仕様せず、プロテインスキマーで飼育水中のゴミやタンパク質を回収し、敷砂やライブロックで浄化していくベルリン式を使用した方がよいみたいです。サンゴは生物ろ過によって蓄積する硝酸塩に非常に弱いからです。
沖縄の海、サンゴ礁(イノー)を表現した癒しの水槽
水槽ろ過装置
このろ過システムはろ過槽内にプロレインスキマーを設置、ベルリンシステム的にろ過を行っています。ろ過とは、物理的に残餌や排泄物を濾し取ったり、それを微生物に分解させたり、生物分解が始まる前に取り除くことです。ろ過経路としてオーバーフロー管からウールボックス→プロテインスキマー→メイン水槽への順序です。ウールボックス(生物ろ過が始まる前に取り替えます)では目に見えるゴミやフンを取り、プロテインスキマーでタンパク質など除去し、メインの水槽へ戻しています。
メタルハライドランプ ミドリイシ飼育
浅場のサンゴ(好日性コーラル)も植物と同じで太陽の強烈な光を必要とする種類を飼育す場合、メタルハライドランプ(高輝度、高効率で太陽光と色温度が近い)が必要になります。また、光合成を行わない反面、給餌などの必要な陰日性コーラルなどもいます。
使用器材 |
メタルハライドランプ150W
アクアシステム |
ろ過槽全体 |
オートワッサー
アクアファクトリー ショウエイ |
揚水ポンプ
カミハタ rio 2500 |
プロテインスキマー
アクアファクトリー ショウエイ SPS-30 |
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メタルハライド照明 |
好日性サンゴは太陽のように強い光が必要の為、普通の蛍光灯とは違う高出力の照明器具。 |
プロテインスキマー |
強力な微細な泡を作ってゴミやタンパク質など生物ろ過が始まる前に分離する。 |
オートワッサー |
プロテインスキマーのオーバースキミング防止や、汚水受け。 |
揚水ポンプ |
水を送水する。(淡水用・淡水海水両用がある) |
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